
こんにちは。
先日、無事に第一子を無痛分娩で出産してきました!
この記事では私の初産での無痛分娩について
- 陣痛〜麻酔を入れるまで
- 麻酔を入れたあと
- 出産後
に分けて体験を記していきたいと思います。
陣痛到来から麻酔を入れるまで
計画無痛分娩の当初のスケジュール


私は妊娠当初から無痛分娩を希望しており、計画無痛分娩で分娩予約をしていました。
無痛分娩の日程→妊娠9ヶ月の妊婦健診時に決定。本来の予定日(40w0d)よりも6日早い39w1dでの分娩を予定。
入院日の日程→38w5dの最後の妊婦健診時に決定。前日から入院することになりました。
最後の妊婦健診で子宮口が2cmになっていることを確認。
先生から「順調だけどもうひと開き欲しいね!」と言われ計画無痛分娩日の前日から入院しましょう!と決まったところでした。
健診の終わり際に「今日でも明日でも何かあったら連絡してね」と言われたのですが
このときはこのまま前日に普通に入院してバルーンを入れて陣痛促進剤で陣痛を起こして無痛分娩するんだろうな〜。と思っていて連絡することなんでないだろうと思っていました。
先生にも「多分安産だと思うよ」と言われある程度安堵して帰りました。
ですが、その日の夜に陣痛がきてそのまま出産となったのでした。
おしるしと前駆陣痛?
家に帰っていよいよ最後の入院準備を済ませようと準備をしていた頃、トイレに行くと少量の出血が。
今まで出血したことはなかったし
「これはいわゆるおしるし?それとも内診があったからそのせいで少し出血したのかな?」
と少し驚きつついよいよ出産が近づいてきたのかもしれないな〜と思いました。
その直後から「あれ、ちょっとお腹痛いかも?」と違和感。
お腹の下の方がキューンとして膀胱が押されるような感じがしました。
何度かトイレにいってみたりを繰り返しているうちに
もしかしてこれが前駆陣痛なのでは?と思い始めました。
明らかに今までの腹痛と種類が違っていました。
この痛みが陣痛なのでは?と思い始めてから前駆陣痛と本陣痛の違いを検索。
本陣痛は出産に向け、子宮の収縮の間隔がだんだん短く、強くなっていきます。一定の間隔で痛みが起こるため、痛みがくるタイミングを予測できます。
一方で、前駆陣痛は不規則な痛みで、持続時間や痛みの間隔を予測できません。安静にしていると痛みが弱まることがありますが、しばらくすると痛みが起こる場合もあります。
MIMI STAGEトップ 妊娠・出産 前駆陣痛とは何?本陣痛との違いを詳しく解説



なるほど〜前駆陣痛は感覚が不規則なのね
…それにしては規則的な気がするな…
ここでアプリの陣痛カウンターの存在を思い出し、陣痛間隔をチェックし始めました。
するとチェックを開始した時点で5分間隔ですの表記。
陣痛が始まり、お腹の張りや痛みが10分おきに規則的に起こったり、10分間で1回以上陣痛が起こるようになると、もうすぐ出産が近いというサインです。時計などで時間を測り、10分おきで陣痛が来るようになったら病院へ電話して指示をもらいましょう。
医療情報メディア【medicommi】 陣痛が始まった!どのタイミングで病院に連絡したらいいの?
だいたいのサイトで10分間隔、初産婦は5〜7分間隔で病院に連絡しましょうと書いてありました。
どうしよう。5分間隔くらいだけどまだ耐えられる痛みだし、前駆陣痛だったとしたら収まるかもしれないし。病院に行っても帰されるってよく聞くしもう少し我慢したほうが良いかな…?
そんなことを考えているうちに痛みは3分間隔になってきていました。
3分ごとに30秒程の痛みがギューッとお腹を襲ってきました。
最初に陣痛を感じてから1時間くらいでした。
まだ耐えられる痛みだけど、痛みがきたときに立ち止まってふーーーっとなるくらいには痛みが増していました。
病院へ連絡
3分間隔になってしまったのでさすがに病院に連絡しよう。と思い電話。
名前や診察券の番号を聞かれカルテをチェックしてもらうと「昼間の妊婦健診で子宮口が2cmだったのでまだだとは思いますが陣痛が規則的にきているようなので入院準備をして病院に来てください」と言われました。
病院への電話を終え旦那に「病院行く!」と伝え、まだ微妙に準備途中だった入院バッグなど一式を持って車に乗り込みました。
ちなみにこのとき旦那は朝私が作ったプリンを食べながらコーヒーを飲み、YouTubeを観て優雅に過ごしていました。
このまま入院になるかもしれないし、もしかしたら一旦帰らされるかもしれないね。と私も旦那も思いながら病院へ向かいました。
でもこの時点で家に帰らされるのは結構しんどいな…という感覚。
病院到着〜NST
病院へ到着。旦那は出産直前の立ち会いしかできないため入口で待機。
直接陣痛室へ行き、母子手帳や入院書類などを渡して助産師さんに子宮口チェックをしてもらいました。
「まだ1.5…2cmくらいで今日の外来のときと変わってないですね〜。まだ時間がかかると思う。でも今陣痛が等間隔できてるからモニターで様子を見てみましょう。」という感じのことを言われました。
どのタイミングか忘れてしまったけどそのまま入院することが決まり、旦那から荷物を受け取ってもらい旦那は一時帰宅。
私は陣痛室でモニター(分娩監視装置という胎児心拍と子宮収縮を図る装置)をつけてもらい1時間ほど待機することに。
このときの体感では1〜2分間隔で20〜30秒の痛みが襲ってくる感じでした。
下腹部から恥骨の奥にかけてじーーんと、ぐーーんとするような痛み。
モニターを付けて20分か30分くらいはまだふーーっと息を吐いて我慢できるくらいの痛みでした。
陣痛バッグの準備とか色々考えていたのですが、荷物をどうにかする余裕なんてなく手元には何もない状態でただ寝ていました。
(途中で助産師さんが水を取ってくれて、ストローをくれました。)
子宮口4cmで先生を呼んでもらって麻酔待ち
痛みが増してきたのはモニターを付けてから30分くらい経った頃からだったと思います。
まだ限界まで痛くなっていないのはわかるけど…我慢したくない…あぁまた痛みの波が…来たーーー…!!!
という感じになっていて、助産師さんから「もう麻酔入れてほしいくらい痛い?」と聞かれ「けっこう痛いです…」と答え子宮口をチェックしてもらうと、さっきまで2cmだった子宮口が4cmまで開いているとのことでした。
ここで麻酔を入れるため先生を呼んでもらうことに。
最初の陣痛から3時間くらいだったと思います。
陣痛の痛みは増し続け叫ぶまでには至らずとも唸らずにはいられないくらいになっていました。
痛みの波が来るたびにベッドの横の手すりをつかみ耐えていました。
助産師さんがカイロ的なあたたかいものを持ってきてくれたのですが痛みでそのへんに転がしてしまっていた気がします笑
付けていた装置も痛くてあっち向いたりこっち向いたりしているうちにずれたりとれたり。
点滴を刺してもらってあとはいよいよ先生の到着を待つのみ。
「先生あとどれくらいで到着しますか?」と聞きたい気持ちを抑えて痛みに耐えること1時間〜1時間程。
先生早く〜!麻酔早く〜!とただただ耐えるのみ。
麻酔を入れたあと
先生が到着して硬膜外麻酔を開始
「先生着きましたよ〜」の言葉がどれだけ救いになったことか…笑
先生は到着するなりすぐに麻酔を開始してくれました。
「チクッとしますよ〜」だったか「ちょっと太い針刺しますよ〜」とか何か言われていた気がしますがあまり覚えていません。
麻酔の針を刺すのが怖いという気持ちはありましたが、陣痛が進んできてからの痛みを前にすると「何でもいいからはやく麻酔を!」となっていました。
助産師さんが背中を丸めた形に体を固定してくれてそこに先生が麻酔の針を刺していきました。
私は陣痛の痛みと汗の冷えと麻酔への緊張からか結構な震えが止まりませんでした。
体を丸めているときにくる陣痛が辛くてかなり息が上がっていました。
麻酔を刺したときの痛みは本当にチクッとした程度だったと思います。
陣痛に耐えながらだったからかもしれないけど健康診断の採血と変わらないくらいでした。
チクッとしたあと背中の外側を冷たい水が流れるような感覚。
一瞬左足に違和感がありビクッとなったのですが、先生にすかさず「どこ?どっち?右?左?」と聞かれました。その後位置の調整なんかをしていたのかな?と思います。
痛みはゼロではないけど耐えられる
10分〜15分くらいで麻酔が効いてきました。
陣痛の痛みはありますが我慢できる程度の痛みに変わりました。
麻酔がかかっていてこの痛みは麻酔がなかったらさっきまでの痛みよりもかなり痛いだろうなと思いました。
しばらく時間をおいて麻酔の効きを確認します。
保冷剤のようなものをお腹や足に当てて「ここは冷たい?」という確認が何度かされました。
途中、麻酔を少し追加すると痛みはさらに落ち着きました。
この時点で全く感覚がない人もいればある程度感覚のある人もいるようです。
私はゼロではないけどこれくらいなら全然耐えられるくらいの痛みだった(軽い鈍痛、筋肉痛くらい)ので、麻酔もそれ以上は追加してもらいませんでした。
多分希望すればもう少し麻酔を追加してもらえたと思います。
そうこうしているうちに助産師さんが「あ、もうすぐ産まれそう」と。笑
このとき病院についてからだいたい4時間くらいでした。



えっ、もう産まれるの!?
私も旦那も助産師さんもまだまだ時間がかかると思っていただけに、もう産まれそうの言葉に驚き。
子は着々と出てくる準備を整えているらしく、先生が診ても「これはもう出しちゃおうだね〜」と言っていました。
旦那さんを呼びましょうと言われスマホを取ってもらい電話。
長めのコールに旦那が起きなかったらどうしよう…と少し不安がよぎりましたら起きました。



もう産まれちゃうかも!
私の伝え方が悪かったのか「ん?産まれるかも?まだわかんないのかな?でもとりあえず行けば良いの?」という曖昧な感じで旦那にも再び病院へ。
いきむタイミングがわかる程度に感覚はあった
旦那が到着するまで待機。
そして旦那の到着とほぼ同時にいよいよ出産へ。
「陣痛がきたタイミングで深呼吸をして3回目でいきんでください〜」と言われその通りに。
よく無痛分娩はいきむタイミングがわからないというようなことが書かれていることがありますが、私の場合は陣痛を感じれたのでタイミングは自分でしっかりわかりました!
頭が出てきているのはわかるけど痛みはなし
「頭出てきてるのわかる?」と言われ、たしかに何か挟まっているような気がする…という感じが。笑
でも痛くはありませんでした。
赤ちゃんを絞り出す感じ。助産師さんさちが「上手上手〜」と褒めてくれます!
4回くらいいきんだら赤ちゃんがほぼ出てきたようで「あ、ちょっと早すぎ!」と助産師さんが赤ちゃんを抑えて先生を呼ぶ。
先生が来たらもう一回いきんで…周りからの「ガンバレーガンバレー」という声援(?)の中、無事誕生。



出てきた瞬間も痛みはないので、赤ちゃんの姿を見た瞬間
わああ〜出てきた〜すご〜〜い
という感じでした。
出産後
ああ、本当に産まれたんだな〜。とホッとしました。
陣痛がきてから7時間程での出産でした。初産にしては早かったですよね。
先生に「安産になると思う」と言われた通りでした。
胎盤を出すときの痛みもなし
出産後、胎盤を出すためにお腹を押されたりしていたと思うのですが旦那と喋ったりしていてその感覚もほとんどなく。
抱っこをしておっぱいの近くに赤ちゃんを持っていくと吸い始めました。
ほんとにこんなに生まれたてでも吸い付くんだな〜。すごいな〜と思う母。
会陰縫合のときの痛みもなし
結構勢いよく赤ちゃんが出てきたとかで会陰が切れてしまったらしく縫合してもらいました。
その間も私は旦那と喋ったり赤ちゃんと写真を撮ったりしてたくらいで全く痛みなしでした。
生まれたての赤ちゃんってサルみたいで可愛くないんだろうな、とか、エコーがけっこうグロかったから可愛いと思えないかもな。なんて思っていましたが、想像よりとっても可愛くて愛らしかったです。
麻酔が切れるまで
しばらく話したり写真を撮ったりし、旦那の立ち会い・面会時間は終了。
私は分娩後の様子見でしばらくそのまま陣痛室で安静に待機。
電気を暗くしてもらった陣痛室はなんだかとても落ち着きました。
その間に忘れないように分娩時のことをメモしたりしていました。
へこんだお腹が不思議な感じ。出べそも引っ込みました。笑
麻酔の感じはビリビリしない痺れはあるけど動かせるという感じです。
1時間か1時間半くらい安静にしたあと車椅子を押され自分の入院するベッドへ向かいました。
麻酔が切れたあと
部屋にいくと朝食が用意されていました。
麻酔が切れてきたころ、看護師さんが付き添いのもと廊下を歩いてトイレまで。私は歩いたりするのも痛みも強くなく普通にできました。
この時すでに持ってきた入院グッズたちをしまったり快適に過ごせるよう配置したり割と動いていたくらいです。
これが無痛分娩故のダメージの少なさなんでしょうか。
産後最初のトイレってすごく怖いですよね。。まぁ今我慢しても結局しないといけないんだから!と頑張ってしましたね。。笑
意外と痛くないです。血の量と産褥パッドの大きさにはびっくりしますが。
痛み止めをもらいましたが強い痛みもなく、念のため1錠飲んだだけでした。
一番痛かったのは産後2〜3日目でした。授乳のときとか座るのが痛い!お尻が痛い!
病院にあったU字クッションに救われました。
4日目以降は痛みも落ち着いてきました。
U字クッションがあるかないかは産院に確認することをおすすめします!
なければ買ってでも持っていったほうが良いです!
初産での無痛分娩を終えて
無痛分娩にして良かった
私は初産での無痛分娩でした。
妊娠する予定がないときから出産するなら絶対に無痛分娩!と決めていました。
なので妊娠がわかったときはすぐに無痛分娩について調べ、産院も自分で決めてから旦那にも事後報告。すぐに分娩予約をしました。
無痛分娩を選んだことで出産に対する恐怖や不安がかなり軽減されましたし、痛みがトラウマになることもありませんでした。
そして休日でも夜間でも無痛分娩に対応してもらえる病院にしていて本当に良かったなと思いました。
もし麻酔ができず普通分娩になっていたらもう出産したくないと思っていたかもしれません。。
自然分娩で産んでいる人、本当にすごいな…と思いました。あの痛みより強い痛みを麻酔なしで耐えられる気がしません。
今後異次元の少子化対策をしてくれるのなら無痛分娩を標準の出産として扱ってもらえるようにしてほしい(追加の費用負担がない)、そして夜間や時間外の費用負担もなくしてほしい(分娩の時間は選べない)。
産婦人科へたくさんお金が入るのは良いですが個人の負担も減るようになっていってくれたら嬉しいですね。



産まれた子はとても可愛くて愛おしいです。
また出産することがあったら絶対に無痛分娩を選びます!